ロマン

こんにちは、ドワンゴジェイピーストアです。

あつはなついですね~。

夏も終盤に差し掛かってきましたが、みなさん夏っぽいことはしましたか?

お子さんの夏休みの自由研究、進んでますか??

当ストアでは、

自由研究にピッタリの商品売ってますよ。


世界遺産「ナスカの地上絵」がモチーフです


こちらの商品、ネットで話題になった、現代美術二等兵さんのナスカの地上絵型蚊取り線香「ナスカの夏、ペルーの夏」を商品化させて頂いたものです。


ナスカの夏、ペルーの夏

でもこちら、本音では「蚊取り線香」で売り出したかったのですが、

大人の事情で「お香」になってます。

「お香じゃイマイチ金田一なんだよね。」

というアナタ!!

今回、


「ナスカの夏、ペルーの夏 蚊取り線香ver.


の作り方を教えちゃいます!!

「血ぃ吸うたろか~」と寄ってくる蚊をやっつけちゃって下さい!


ただし!


我々ドワンゴジェイピーストアは、単に「材料変えて作りました。」で終わるつもりはありません。

そうだ!


“デッカく”してみよう。


ということで、パンティグラスでお世話になったTechShopさん


「超~でかいナスカの蚊取り線香つくりたいんですけど~」


とパリピっぽくお願いしてみたところ、こちらもご快諾!

ひと夏の思い出、大人の自由研究、題して


「デカナスカ プロジェクト」


が立ち上がりました!

ところで、

デカいってどれぐらい??

なんと、A1サイズです

A3用紙の4倍です!

ふざけてるようですが、今回もガチです!

ところで、TechShopを知ってますか?

1ヶ月前に当サイトで配信しました「【職人 vs テクノロジー】TechShopがパンティグラスに挑戦してみた」はご覧になりましたか?

TechShopのスタッフであるドリームコンサルタント達が、最新機材と己の技術を駆使しながら、パンティグラスに挑戦する愛・勇気・情熱に溢れるストーリーとなっています。

本家パンティグラス作家の石井洋平さんも“おったまげる”ほどの木製パンティグラスを是非ご覧下さい。

最新DIY工房 TechShopが全力でパングラを作った

デカナスカ担当を紹介!

今回のデカナスカプロジェクトを担当して頂いたのは、TechShop Japan ドリームコンサルタントの早坂さんと伊澤さん。

デカナスカ担当

早坂さんは、パンティグラス回で3Dスキャンとパンティ装着を担当。

伊澤さんは、ゆるふわ笑顔ステキ系のお姉さんです。

もちろん、お二人ともモノづくりのスペシャリストです。

事前に、私どもから販売しているお香製作キットでの作り方をレクチャーさせて頂き、デカくする方法を考えて頂きました。

思わぬアクシデント発生!!

1ヶ月ほどして、

「デカナスカできましたよ~。取材に来てください」

と広報の方から連絡あり。

順調に進んでいるかに思えたのですが、、、


取材前日、

「実験ではまだ成功してないらしいです。すみません。」


直前に、言うよね~。


というのは冗談で、

これも想定内。

やっぱり簡単じゃないですよね。

だって通常サイズでも結構難しいですからね。

兎にも角にもこの目で確認しよう、ということでそのまま取材日を迎えました。


そして当日。

それで、どんな状況ですか?

早坂さん 「こちらです。」

デカナスカ試作品

ボッキボキ!

絶句!!

絶望!!!


想像を遥かに超えて来るクオリティ!

いや、残骸!!

いや、これ、ちょっとやそっとじゃうまくいく気がしません。

早坂さん、伊澤さんとナスカの商品担当で緊急会議です。

どの段階で壊れました?

早坂さん 「型から抜く時に数ヵ所切れまして、補修したんですが、乾燥させたらこうなってましたね。」

型抜きはどんな感じで?

(中略)

30分ほど議論したところで、

早坂さん 「詰めた後で、ひっくり返したらいけるかも」

デカナスカ ひらめいた

伊澤さん 「ピンで浮かせて、こっち側にもシート敷いて、、、(以下、お楽しみに)」

一同 「おー、それならいけそう!!」

ということで、さっそく製作開始!

まずは型づくり

まずは型を作ります。

型づくりは、元々の商品用の型データを少し加工しまして、

お馴染みのレーザーカッターで切り抜きます。

デカナスカ 型を作る

(今回はTechShop最大サイズのレーザーカッターを使用)

アクリル材をセット、

デカナスカ レーザーカッター セッティング

レーザーカッター起動!


あっと言う間に完成しました。

デカナスカ レーザーカッター アクリル材

グゥ~ですね。

このようにデータさえあれば、アクリル、合板など様々な材料が切れます。

ちなみに、業界では、

溝ができた型の方を「雌(メス)型」

ナスカの地上絵の形に切り取られた方を「雄(オス)型」

というそうです。

ここまでは順調です。

続いて材料を混ぜて、こねて、線香の素を作ります

材料はこちら。

デカナスカ 材料

たぶ粉 52g、除虫菊 52g、染料 8g、水 128ml

全てAmazonや楽天で売ってます。

今回作る巨大サイズではこの量ですが、商品版の型を使う場合は、以下の量で大丈夫です。

たぶ粉 6.5g、除虫菊 6.5g、染料 1g、水 16ml

(作り方はお香と同じです!)

材料が揃ったところで、作業開始。

まずは、たぶ粉、除虫菊、染料をそれぞれ計量しながら混ぜていきます。


デカナスカ 材料を混ぜる


万遍なく混ぜ終わったところで、

水を入れます。


デカナスカ 水を入れる


さらに混ぜ混ぜして、水分がある程度行き渡ったところで、

練りながらひと塊にします。


デカナスカ 混ぜる


ここからさらに伊澤さんが練り込んでいきます。


デカナスカ こねる


量が多いので、早坂さんにもヘルプ。

さらに練ります練ります。


デカナスカ こねる


ここでのポイントは何かありますか?

早坂さん 「手早くですね」

柔らかすぎず、硬すぎない程度まで練り込みます。

やり過ぎると水分が飛んで固くなりますので注意して下さいね。


練ること約10分。

デカナスカ こねおわり


出来上がったのは赤福・・・

ではなくて、完璧なまでに練りこまれた線香の素。

線香の素を型に詰めていきます

続いて、(雌)型に線香の素を詰めていきます。

ふたりで両端から、よ~いドン!


デカナスカ つめつめスタート


先ほどの赤福を、適度な長さ、太さにして、


デカナスカ くるくる


型に詰めていきます。


デカナスカ つめつめ


隙間がないように奥まで詰めます。

と、写真の黄色いテープ、気になりますよね?

この後、使う大切なものなのですが、

何に使うのか、考えてみて下さい!


デカナスカ 表面きれいに


表面もきれいに詰めていきます。

この詰める作業、簡単なようで、

しっかりと奥まで詰まってないと、キレイに出来ないし、

かと言って、時間をかけすぎると線香の素の

水分が飛んでしまい、

詰められなくなってしまいます。


デカナスカ つめつめコツ


詰める時のコツって何かありますか?

早坂さん 「無心です」

(邪魔してしまったようです。すみません。。)


しかし、早坂さん、伊澤さんとも

超~早い!


弊社の商品開発者を遥かに上回る早さ!

デカナスカ ラストスパート


そんなわけで、あっという間、

35分ほどで完成!


デカナスカ つめつめ完成


ここまでも難なくこなす早坂さんと伊澤さん。

そして問題の型抜きへ

実験で失敗してしまったという型抜き。

先ほどの緊急会議で出た案を試してみます。

まずは事前に、抜いた時に線香を落とす土台を作ります。

アクリルの板を用意して、線香を落とした時にくっつかないように、クッキングシートを敷きます。

デカナスカ クッキングシート

続いて、抜く時に必要な最小限の空間を作るために、

雌型にスペーサーをつけます。

このスペーサーもレーザーカッターと端材を使って即興で作ったもの。

デカナスカ スペーサー

先ほどの黄色いテープは、このための両面テープでした!

そして、

先ほどの土台を雌型の上に乗っけて、デカナスカをサンドイッチし、

ひっくり返します。

デカナスカ ひっくり返し

土台、その上にデカナスカ、その間に少しの隙間

という状況がつくれました。

いよいよ最終工程。

雄型(型を作る時にできたナスカの絵のアクリル材)を、

上から押し込み、デカナスカを押し出します

デカナスカ 押し出し




デカナスカ 押し出し2






デカナスカ 押し出し後


うまくいった!!

型抜き完了!!

完成!!!


デカナスカ 完成


マジで、めちゃめちゃ美しいぞ!!


そして、

実際どれぐらいのデカさなのか、ドンっ!!


デカナスカ 完成2


うん、デカい!

全長は4.14メートル(通常サイズの5倍)

幅は1.6倍

蚊取り線香史上でもかなりデカイ方ではないでしょうか。

(皆さまからの情報をお待ちしております)


これだけの大きさのものをキレイに仕上げるドリームコンサルタント


やはり恐るべし!


ドリームコンサルタントの伊澤さん、早坂さんに話を聞いてみた

乾燥の工程を残していますが、ここまで無事に終わりましたね

早坂さん 「できましたね」

伊澤さん 「ほっとしてます」

デカナスカ インタビュー

一番難しかったのはどんなところですか?

早坂さん 「やっぱり型から抜くところですよね」

実験では成功しなかったとのことですが、どんな感じでした?

伊澤さん 「実験の時は、手で押して抜こうとしたのですが、土台にくっつくわ、型にもたまっちゃうわで、にっちもさっちもいかなくなっちゃいました」

早坂さん 「まぁ1回目だからいっかぐらいにしか思ってなかったのですが、結局その1回しかできなかったです

その失敗を受けての対策は何かありました?

早坂さん 「離形剤を使うという案もあったのですが、確実ではないと判断しました。あとは絞り出しってのもありました」

伊澤さん 「型を使わずに、生クリームのように絞り出してみました。でもそれだと工作機械使わないんですよね(笑)

デカナスカ インタビュー2

それでは企画倒れになっちゃいますもんね。実際にやられたのですか?

伊澤さん 「はい、でも結構固くて、ずっと渾身の力を入れていないといけなくて、ちょっと無理だなと(笑)」

そんな失敗がありながらも、今回は一発で成功したわけですが、その要因って何ですか?

早坂さん 「前回失敗で、アクリルに思ったよりくっつくこと、特に中心部の(TechShopのロゴをモチーフにした)ギアのあたりが重たくてたわむこと、抜く時に均一に押さないといけないということを学んだことですね」

伊澤さん 「その対策として、クッキングシートでくっつきを抑えるスペーサーを入れて押し出すということを考えました」

1回の失敗だけで、成功に持っていけるのはさすがだなと思いました。でも、簡単ではなかったわけですね。

早坂さん 「このお題が来た時、いけると思ってたんですけど、思ったよりいけなかった。(笑)

伊澤さん 「私も、話しをもらった時は簡単そうだったので、巨大化するだけじゃつまらないんじゃないかと思ってましたが、思ったより大変でした。」

早坂さん 「なめてましたね。調子に乗ってギアつけちゃったよと(笑)

デカナスカ インタビュー3


1回の失敗で多くを学んで、素早く修正する。

今回も、経験に裏打ちされたドリームコンサルタントの技術力に感動しました。

最終工程の乾燥

残る工程は、乾燥。

型抜きまではキレイに出来ていても、乾燥したら変形してる、なんてこともありますが、

このサイズですから、

もう祈るしかない

溶接室の隅っこで乾燥させます。

デカナスカ 乾燥


二日ほどで完全に乾き切りました。

完成品がこちら。

デカナスカ 完成

おー!!

キレイに乾いてるぅ!!

… 感動 …

忙しい中、試行錯誤して頂いた、伊澤さん、早坂さんに本当に感謝です。


蚊取り線香はアナタにも作れます!!

100円ショップなどで型を買って、こちらのレシピを基に、ぜひ試してみて下さい!

たぶ粉 6.5g、除虫菊 6.5g、染料 1g、水 16ml

※割合をそのままに、分量は適宜調整下さい


今回ここまで。

次回、ナントこんなに苦労して作ったデカナスカを

燃やしちゃいます!

デカナスカ 燃やします

2016年8月29日(月)公開予定


ハプニング続出の次回


乞うご期待!!


デカナスカプロジェクト後編を公開しました!(2015/8/29更新)

奇跡的に完成した"デカナスカ"。果たして燃やせるのか?